お彼岸ですね
お彼岸はよく耳にする言葉ですが、どのような意味があるのか説明するのは難しいという方も多いのではないでしょうか?
お墓参りに行く日と認識する方が多いと思いますが、実はただそれだけではなく、もともとは仏教的な意味合いが強い言葉です。
お彼岸は、人間の迷いや苦しみの元となっている煩悩のない世界のことで、極楽浄土を指しています。お彼岸は、サンスクリット語で「悟りの世界」を意味する言葉です。語源は、パーラミター(波羅蜜多)の漢訳語「到彼岸(とうひがん)」からきています。
パーラミターとは「完成する」、「成就する」などの意味があり、煩悩や苦しみから放たれて
自由になる、悟りの境地にいくことがパーラミターです。
お彼岸は煩悩の世界であるこの世から悟りの世界である彼岸に到達するための修行期間のこと。
現在にようにお彼岸にお墓参りをする習慣が始まったのは、江戸時代中期ごろ、だそう。
長引くウィルスや戦争など煩悩や苦しみから解き放たれて自由になれるよう、今年のお彼岸はお墓参りをしてお花や線香をお供えし、ご先祖様に対して日頃の感謝の気持ちを込めて合掌をしましょう。
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