知識を深め、「茶の湯でマインドフルネス」を広める
京都で活躍中の美香さん。茶の癒インストラクター養成講座を終えて、一年が経ちました。茶の湯ヒーリングに興味を持ったきっかけや現在の活動状況、インストラクターとして今後やってみたいことを伺いました。
興味を持ったきっかけ
美香さんはもともとお茶に関わるお仕事をされていましたが、茶の湯ヒーリングに興味を持ったきっかけは何ですか?
美香さん)日本茶インストラクターとして日本茶の普及活動をしており、日本茶インストラクター協会や茶農家と一緒に仕事をすることが多く、茶畑散策ツアーや茶畑のイベントを企画・運営をしていました。そこに香織先生(茶の湯ヒーリング協会代表)が抹茶を買いに来られて、お茶で心を癒すメソッドの構想を聞き、すごく面白いと思ったのがきっかけです。
抹茶の世界とマインドフルネス
そこから興味を持ってやってみようとなったわけですね。
美)もともと抹茶の世界というのは、心や精神に通ずるだろうと思っていました。自分なりに禅や仏教などから派生した茶道文化を勉強していて、それをすごく感じていたんです。それらを突き詰めると日本の精神性を形成しているものに集約されるのだろうと。ただ、それとは別の香織先生の視点がとても面白くて魅力的でした。
また、抹茶には様々な効能があり、これはその話にも通じてきますが、科学的根拠だけで話しても面白くないし、そればかりだと胡散臭く聞こえてしまうので、もう少しうまく伝える方法があったらと思っていたことも茶の湯ヒーリングとリンクしています。
受講を決めたのはいつ?
すぐに茶の癒インストラクター養成講座の受講を決めたのでしょうか?
美)いえ、一度オンラインでセッションを受けて、それで茶の湯ヒーリングとはこういうものだというのを理解してから受講しました。
五感や禅語、すべてが繋がっている
実際に受講されていかがでしたか?
美)五感を磨くことや禅語が教えてくれていることなどが、すべて繋がっていると分かってとても楽しいです。茶の湯の心遣いが気持ちよく一服をいただくためのもので、それをどう味わうかがこちら側に投げかけられていると思います。受け取り手がそこに行き着けるかだと思うので、それを伝えられたら心地よくお茶をいただけるようになると思いました。
受講前後での変化
その他、受講の前後で変わったことはありましたか?
美)今までの知識にプラスされたのと、知識としては知っていたけれど、語りたくても上手く語れなかったことを伝えられるようになりました。茶の湯は精神的に美しいことや、それをどう楽しんだらいいかなど、本当は受け取り手にあるということですね。
日常から離れた時間と空間をシェアしたい
茶の癒インストラクターはご自身の強みや経験を掛け合わせて自由に活動していただくことができますが、美香さんが今後、やってみたいことはありますか?
美)一つは、ヨガ講師を招いて茶の湯ヒーリングと一緒に講座を開きたいです。私のいる茶畑の風景をすごく気に入ってくださっている先生がいて、特にヨガをされる方は心の整え方に関心を持っている方も多いので、相性がいいと思います。
もう一つは、近くに研究施設がいくつかあるのですが、そこの方に向けて茶の湯ヒーリングを伝えられないかと思っています。茶畑に来て深呼吸して、自然に囲まれた中でちょっと一息ついて、いつものデジタル環境から離れるような時間と空間を提供できたらと考えています。茶の湯ヒーリングでゆっくり自分と向き合うことで気づきを得ることもあるでしょうし、リセットしてまた日常に戻っていく。継続的にそうしたお手伝いができたらいいなと思います。
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茶の湯ヒーリング協会としてもバックアップしていきますので、是非、実現していきたいですね。
美香さん、ありがとうございました。
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